ラベル けもの の投稿を表示しています。 すべての投稿を表示
ラベル けもの の投稿を表示しています。 すべての投稿を表示

2018年6月17日


2018年6月4日


2018年6月1日


2017年9月3日

暑中御見舞

 Summer greeting


2017年6月19日

顔と地図

Facial maps


中国の民俗に関する古い資料を見ていると、びっちり区分けした人の顔の図が見当たる。「面相図」「面痣図」等々と呼ばれているもので、人相を占うための顔の地図だ。


最初に見つけたのがこのような図だった。「九州八卦図」といい、顔を一国に見立て、それを9つの地方に分割して、それぞれに方位と地名をつけている(なお九州というのは中国の古称だ)。これが地図でなくんば何であるか?


さらに調べてゆくとこのような図を見つけた。凹凸にあわせて顔を分割し、ひとつひとつ場所に名前を付している。こんどは一村の絵図といった趣、「福堂」や「天倉」、「山根」など、村の字名を見るかのようだ。


この図にはいくつかバリエーションがあり、より細かく区切った図も見つけた。前の図が大字ならこれは小字の図。耳など、前図では1大字だったところが4つの小字に分けられている。
右耳の穴は「大字木星鬼穴」だ。

よく見ると「大海」「辺地」「海角」「懸壁」など、土地の様相は前図より広大になっている。かと思えば「盗賊」もいたりして怖い。

2017年4月30日

2017年3月26日

牧神とフィルム

Pan on the medal

こんなメダルを手に入れた。

表面には「賞 MINORI FILM」、裏面には「株式会社六和」とある。
かつて「みのりフィルム」という写真用フィルムの銘柄があり、「六和」というのがそのメーカーだったようだ。おおむねメーカー主催の写真コンテストか、小売店表彰のメダルといったところだろう。

質感や彫りの浅さは昭和30〜40年代の量産品メダルという印象だが、目を惹くのは表面に描かれた図像だ。笛を吹く半人半獣の像、これはギリシア神話のパンの姿だ。パンは牧神とも呼ばれ、豊穣さを象徴し、笛を吹くことを好み、なおかつ絶倫ということ。


なぜフィルム会社のメダルにパンが描かれているのか?
その答えはおそらく、みのりフィルムのラインナップに「みのりパンS」「みのりパンSS」というのがあったからだ。

しかしそのパンは「パンクロマティック」のパンだ。これは「可視光線すべてに感光する」という意味で、世界中の白黒写真フィルムに何々パンと名前がついている。つまりパンアメリカンとか汎ヨーロッパとかいうときのパンであり牧神とは関係がないのだ。


と思いきや…wikipediaのパンの解説にこうも書いてあった(以下一部引用)。

「パーンがテューポーンに襲われた際に上半身が山羊、下半身が魚の姿になって逃げたエピソードは有名であるが、この姿は低きは海底から高きは山の頂上まで(山羊は高山動物であるため)世界のあらゆるところに到達できるとされ、「全て」を意味する接頭語 Pan(汎)の語源となったともいわれている。」

という民間語源説があるのだと。

以上のような経緯で牧神とフィルムがつながっている。



参考文献
https://ja.wikipedia.org/wiki/ボルタフィルム
wikipedia日本語版「ボルタフィルム」2017年3月26日閲覧

https://en.wikipedia.org/wiki/List_of_photographic_films
wikipedia英語版「List of photographic films」2017年3月26日閲覧

https://ja.wikipedia.org/wiki/パーン_(ギリシア神話)
wikipedia日本語版「パーン(ギリシア神話)」2017年3月26日閲覧

2017年2月24日

先輩の技

Bear machine




年季ノ違ウバイ

2016年12月25日


Happy Winter Holidays


2016年12月21日

四角い男


Cubes





2016年12月4日

サメ似の男


Portrait


2016年11月30日

熊と慣用句


Idiom bears


2016年11月14日

三つうさぎの謎


Three Hares

イングランドのデヴォン州というところにある教会堂には謎の文様が刻み込まれているという。それは…疾走する3羽のうさぎ。しかしその3羽は3枚の耳を共有しており、円の内周を永遠にぐるぐる廻りつづける…という図案。まずは下図をご覧頂きたい。

 これだ

これが中世の教会堂の天井などに飾られているのだ。イギリスの研究者ウェブサイト「THE THREE HARES PROJECT」を見るとデヴォンの他にもイギリス各地〜フランス〜ドイツにかけ点々と分布が見られるということだ。いくつかの都市の紋章にも採用されている(下図)。英語ではthree haresといい、仏語ではtrois lièvres、独語ではdreihasen、要するにどこでも「三つうさぎ」と称している。

どういうメッセージがあるのかはわからないが、まず名数3はキリスト教との関連を思わせる。また発想は三脚巴にも似ている(下図)。三脚巴は紀元前の地中海世界に端を発する図案で、今はマン島やシチリアの紋章として残っている。

しかし前述の研究者ウェブサイトによれば、three haresの淵源は敦煌石窟寺院に遡るというのだから驚きだ。調べると確かに「三兎飛天図」という壁画が確認できる。つまりこの文様は6~7世紀の中国で生まれ、シルクロードに乗り中世ヨーロッパへ流れ込み、果てはデヴォンで渦巻いているということだ。


 紋章にあらわれたthree haresと三脚巴


さて
このthree haresを私は先日思いがけず鹿児島で見つけたのだ。鹿児島市街から谷山へ行く道すがら、気まぐれに市電を降りた先に下図の紋章を掲げる商店があった。

 The three hares in Japan

先ほど見た図案は無限に駆けるうさぎだったが、日本のthree haresは静かに座っている。座ったまま ただただつながっている……途方に暮れているかもしれない。手もとの紋帳をひもとくと「三つうさぎ」の項に似たかたちのが載っているがもちろん耳はつながっていない。そもそも家紋には植物や器物の図案が多くなぜだか動物紋は数少ない。またいずれもこのように静かだ。

もし仮に…この図案のアイデアがヨーロッパからもたらされたものだとすると、敦煌から地球を一周して東アジアに帰ってきたことになる。こちらのお店は1926年創業の呉服店ということ、これが古くからの家紋だと新発見なのだが如何だろうか。


しかし九州には初めて見るような家紋がよくあるのだ。墓石や盆提灯に珍しい家紋が描かれているのをいくつか見た。歩くに如くはない。いつかデヴォンにも行ってみよう。


参考文献
・http://www.chrischapmanphotography.co.uk/hares/index.html

「THE THREE HARES PROJECT」2016年10月30日閲覧
・『図解いろは引標準紋帳』金園社、1961年


1番目のイラストレーションはデヴォン州サウスタウトンの聖アンドリュー教会にある木製装飾物の図案などを参考に描いた。木製装飾物の写真は先述のウェブサイト「THE THREE HARES PROJECT」や下記ウェブサイト等にて参照できる。
・http://www.thechurchhouse.org.uk/roofbossplan.html
「Church House South Tawton Dartmoor UK 15th Century granite and thatch village hall for Church Ales and other festivities」2016年11月14日閲覧
3番目4番目の写真は2016年8月23日筆者撮影。

2016年10月14日

熊の日記

Diary

秋の大公開
野帳に描いた惨めな日記…

(5月21日)

 (8月25日)

(8月25日)

(9月5日)

(9月7日)

(9月14日)

(9月15日頃)

(10月5日)

(10月12日)

心かきみだれ熊が笑顔で来る。

2016年9月25日

2016年9月12日

残暑お見舞

2016年8月30日

うさぎ

2016年7月6日

映画をみる


Zootopia” (2016)

《ズートピア》をみた。

二足で歩くような動物キャラクターを指し表すのに英語圏ではanthroとfurryという2つの符丁が使われる。

anthroはおそらくanthropomorphic擬人的なの略、語源は希語anthropo-人間。一方furryは英語fur毛皮から来た語。それぞれ扱う範囲が異なるようで、私はanthroが人間寄り、furryが動物寄りの造形だと考えている……が検索すると逆の解釈も見られる(anthroを人間になった元・動物とするか人間に似ている動物とするか?)。あるいは単に作品の主題による呼び分けかもしれない。日本語だとケモノという符丁がどちらも包括している。

で映画の話、(私が考えるところの)anthroとfurryとを渡り歩くようなキャラクター造形がよい。動物の体格…二足歩行…毛皮…着衣…と。からっとした話とよく動く顔が魅力的。

2016年6月3日

やぎ

2016年5月17日

めんそーれ